蟲供養

蟲供養(むしくよう)

毎年10月第1土・日曜日には境内の蟲塚に供物を捧げ法要する蟲供養が行われます。

「蟲」とは生き物すべてを指し森羅万象を供養するという意味で、今から1350年前、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が都や山を行脚された時、腰にさげた壺に虫のなきがらを拾い集め供養したことが始まりと伝えられています。

約600年前の室町時代には、明恵上人(みょうえしょうにん)がこれに習って虫塚を建て毎年供養したと記録され、明治時代になると、藤村叡運和尚(ふじむらえいうんおしょう)がなにわの風流人に呼びかけ復興。昭和14年に関西の虫どころとして西江寺に移り現在に至りました。秋の風が吹き始める季節。茶会、花会、邦楽、雅楽、川柳会、句会などがあり風流な一日を過ごします。

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懸想文(けそうふみ)

懸想文とはラブレターのことです。

その昔、都の風俗の一つとして、懸想文売りが街を賑わしました。烏帽子に水干姿で梅の枝に文をさげ、顔を覆って売り歩いたと言われています。

懸想文はもともと恋文ですが、縁談や商売繁盛、家内安全など人々の願いを叶えるお札です。文字を書けなかったり忙しい人のために代筆したのが始まりと思われます。懸想文を玄関や軒下、床柱にさしておくと、美男美女になり良縁やお金が増え福が来るというので、人々に求められました。