富くじ(とみくじ)

辨財天秋まつり「箕面富」― 146年のときを経て復活 ―

古来より、身体健勝・商売繁盛に強いご利益があると世に知られた「箕面富」が、昨秋、古式に則り復活しました。今後、毎年10月10日に行います。

 

  • ■日   時 : 2016年10月10日(月) 午前11時より開始
              ※午前9時より販売開始
  • ■場   所 : 箕面山瀧安寺「観音堂」   ※チラシはこちら≫
  • ■参加方法: 瀧安寺にてミニ大福守(1,000円)をご購入の方のみ参加頂けます。
  • ■主   催 : 箕面山瀧安寺・箕面富実行委員会(箕面山瀧安寺麓巳講・
              箕面市観光協会・(公財)箕面市メイプル文化財団・
              箕面FMまちそだて株式会社)

【お問い合せ】 「箕面FMまちそだて株式会社」 TEL:072-724-5151 

富くじとは

 江戸時代に流行った一種の宝くじ。興行主が番号入りの富札(とみふだ)を発売し、別に用意した同じ番号の木札を箱に入れ、期日に箱の小穴から錐(きり)で木札を突いて当たりを決め、「福」を授ける。主に寺社が修復費募集の場合に幕府から許可されて興行主となりました。

 箕面山瀧安寺が富くじ発祥のお寺です。

箕面富とは

 現在の宝くじの起源である箕面山瀧安寺の富くじ「箕面富」は、夫木集(鎌倉時代に編集)にある藤原兼隆の歌を読むと、約950年前にはすでにその実があったとされます。「箕面富」には身体健勝、家内安全、そして商売繁盛に強いご利益があり、「福富」とも呼ばれるほど、その名声は広く響き渡っていました。

 古文書などによると、江戸期には古今東西多くの人々がこの箕面富の福を求めて押しかけ、瀧安寺は大賑わいだったと伝えられています。箕面富の「当たり」を得た者は、本尊弁財天特別御守である「大福御守」が授けられ、その功徳は強く、「当たりても減る銭金の富でなし 身のおい先を守る神札ぞ」と詠われるように非常にありがたいものとして多くの人々の求めるところとなっていたのです。

富くじ禁止令

 江戸時代、他の寺社や民間においては金銭が当たる富くじが氾濫し、幕府より「人心を乱す」として再三に渡って富くじ禁止令が出されました。そのような中、箕面富については、起源も古く、金銭に関係しない福富であるということで禁止されることはありませんでした。しかし時代が変わり、明治維新という大きな社会の変革の渦の中、箕面富は明治初期に諸事情により中止を余儀なくされることになりましたが、「万人講くじ」として方法を改め継続 しております。

復活へ向けて

 2010年3月に箕面有馬電気軌道株式会社(阪急電鉄株式会社の前身)の開通100周年を迎えます。箕面は、「電車」という近代文明の流入を機に今日まで豊な自然と歴史文化に恵まれた地域として大きく繁栄してきました。

 そして、100年目という節目に、約1年前より、箕面山瀧安寺が主体となり、箕面山瀧安寺 麓巳講、まちづくり会社である箕面FMまちそだて株式会社、箕面市観光協会、(財)箕面市文化振興事業団で構成される箕面富実行委員会が箕面市などと共に時代考証や資料調査を行い準備を進めてきました。 「箕面富」を箕面の歴史的文化資源として古式に則った形で復活します。

「箕面富」の御利益

 当時の賞品は本尊辨財天特別御守である「大福御守」であり、この大福御守を手にした参拝者は庭の中に祭祠して家運隆昌、商売繁盛を祈り、数百年後の今日まで継続しているお店もあります。

復活イメージ

 寛政8年(1796年)~寛政10年(1798年)に刊行された一種の地誌である「摂津名所図絵」に記載されている「箕面富」をもとに、形式だけではなく当時、強いご利益があった箕面富、「福富」を復活させます。摂津名所図絵

資料:箕面富突の図 『摂津名所図絵』